自己否定・自分責めの
メンタルブロック解除
あなたは、自分はダメという
自己否定や自分責めすることは、
ありませんか?
自分の理想や基準が高く、その
基準通りにできなかったり、
目標達成しなかった時、
「なぜこんなこともできないのか、
ダメじゃないか、そんなことで
人にいろいろ言えないだろ」
などと、自己否定や自分責めする
ことがあるかもしれません。
この自己否定や自分責めをすれば
するほど、自分が苦しくなり、
本来の能力を発揮できなくなって
しまうんですね。
自分の悩みや問題、課題の
メンタルブロックを外しても、
この自己否定や自分責めが強いと、
効果が弱いため、先に外す必要が
あるメンタルブロックです。
以前、50代病院幹部のAさん
から、こんなご相談がありました。
(許可を得て、本人が特定できない
ように加工してご紹介します)
「ウチの病院には、幼稚園ぐらいの
子供から、80代90代過ぎの方々
まで、たくさん人が来られます。
お薬、食事、運動、生活習慣の
見直し、様々な治療方法、手術など
手を尽くしますが、残念なことに
助けられないこともあります。
その助けられなかった患者さんの
あどけない笑顔が脳裏に焼き付いて
離れません。
ご家族の悲しみも痛いほど感じます。
現代医学では、助けたいのに助け
られない限界を感じ、無力感を
感じます。最近、心も身体も重く、
つらいです・・・」
とのことでした。
Aさんは、患者さんを助けたいのに
助けられない無力感を感じている
のですね、そしてもしかしたら
そんなご自分を責めていませんか?
とお聞きしてみると、
「そうですね、自分を責めて
います・・・」とAさん。
年齢と共に、経験を積めば積むほど、
助けられる患者さんも増えますが、
同時に、助けられない患者さんも
増えてきますよね、とお尋ねすると、
「そうなんです、精一杯、頑張った
けど、私の力不足で助けられなくて
本当にごめんなさいと謝りたい
気持ちも強くなってきます。
そして、もっといい方法があった
んじゃないか?
もっとできることがあったんじゃ
ないか?
という後悔や心残りの気持ちが
大きくなってきてるように感じます」
とのことでした。
今、状況をお聞きして、これは、
助けたいのに助けられない無力感と、
そんな助けられない自分を責めて
いることが、
メンタルブロックとなり、心身が
重く、つらい気持ちの原因になって
いるようです。
このメンタルブロックを外したい
ですか?とお聞きすると、
「外したいです」とAさん。
そこで、患者さんを助けたいのに
助けられない無力感と、そんな自分
を責めているメンタルブロックを
解除していきました。
すると、「あー、心と身体が軽く
なって視界が明るくなりましたー、
こんなことってあるんですね!」
とAさんの表情がパーっと明るく
なり、首や肩をぐるぐる回して
ほぐし始めたんですね。
良かった、良かったと思いました
が、これは通常のメンタルブロック
で、根っこではありません。
なので、根っこのメンタルブロック
を外す必要があります。
そこで私は、Aさんは、どうして
医療関係者を目指そうと思ったのか
その切っ掛けをお聞きすると、
「私が幼稚園か小学生1年ぐらい
の時、2才下の妹が病気になった
んです。
その病気の妹を、助けたいと思った
のが、医療の道に進む切っ掛けに
なりました」とAさん。
そこで私は、
ということはもしかしたら、その
妹さんにも、
『助けたいのに助けられない無力感
と、助けられない自分を責める
気持ちがなかったですか?』
とお聞きすると、
Aさんは、ガーンという表情に
なって、「あ、あります・・・」
と教えてくれたのです。
なので、Aさんはどうしてその
制限となる思い込み、メンタル
ブロックを持ち続けたのか、何を
メリット(利得)として持っていた
のかを聞いてみると、
「メリット? メリットかどうか
分からないですけど、私は妹も家族
も大好きで、
この気持ちを持ち続けることで、
自分を成長させてきました」
とAさんは、教えてくれたのです。
そこで私は、この思い込み、
メンタルブロックを持つことで、
妹や家族との愛・つながりを持つ
こと、自分を成長させてきたことが
メリット・利得となっています。
だとしたら、なかなかこの
メンタルブロックは外れず、心身
が重く、つらいのも解消されない
かもしれないですよね。
なぜなら、妹や家族との愛・つながり
や、自分を成長させてきた原動力を
手放すことは、難しくないですか?
と尋ねてみると、
Aさんは、「そうですよね・・・」
と意気消沈したんですね。
そこで私は、子供の時に、
妹を助けたいのに助けられない
無力感と、そんな助けられない
自分を責めて、心身が重く、つらく
なっているけど、
妹や家族との愛・つながりがあり、
自分を成長させてきた原動力に
メリットを感じている信念・思い込み
と、
妹や家族との愛・つながりがあり、
自分を成長させてきた原動力を、
もっと大きな視点で、別の信念・
思い込みにアップデートすることで、
助けたいのに助けられない無力感と、
そんな助けられない自分を責めて
いたことが解消され、
同時に、心身が重く、つらくなって
いることも解消できるとしたら、
どちらを選びたいですか?
とお聞きすると、
「それは当然、後者ですよね」
とAさん。
そこでAさんから合意を得たので、
メンタルブロックを解除して
いきました。
セッション後、Aさんは、
「まさか、妹や家族が好きで、
自分を成長させてきた原動力が
メンタルブロックになっていて、
自分の心身を重く、つらくさせて
いたなんて、思いもよりません
でした」とのことでした。
その後、Aさんは、積み重なって
大きくなっていた後悔と心残り、
助けられない無力感と自分責めが
解消されたことで、
心身が重く、自分をつらく、苦しく
させていた気持ちも解消されて
いったそうです。
そして、仕事への活力を取り戻し、
今できる最善最高のことをやろう
という想いで仕事に励んでいる
とのことでした。
このように表に現れている悩み、
問題、課題だけではなく、潜在意識、
無意識の中の2重、3重とある
自分では気付いてないメンタルブロック
を外すことが重要なんですね。
そして、似たようなご相談を、
医師や看護師さんなどの医療関係者、
整体院の先生、裁判でクライアント
を守れなかった弁護士、リストラ
した経営者や幹部などからも、
お聞きしたことがあります。
また、ミスや失敗した自分、
思ったような成果を出せない
自分、動けない自分、変われ
ない自分、愛せない自分などにも
自己否定、自分責めしていること
がよくあります。
これら自己否定や自分責めの
思考パターンを持っていると、
それが日常的になっているため
自分では気付いてないことが
ほとんどです。
このように、制限となる思い込み、
メンタルブロックは、昔のことで
忘れていて、心の奥深くに沈んで
いることが多くあります。
そして、そんな自分はダメだと
自己否定したり、自分責めをして
いる場合があるんですね。
あなたは無自覚に自己否定したり、
自分を責めて、自分をつらく
苦しくさせたりしていませんか?
◆参考記事
7つの罪悪感のメンタルブロックを外す
https://mentalt.jp/mentalblock-88
セルフイメージコンサルタント
岡崎哲也
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